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親知らずは抜いたほうがいいの?

皆さまこんにちは!しまぞえ歯科です🦷

今年も残りあとわずかとなりましたね😀🎄

寒い日が続きますが、お体にお気を付けてお過ごしください!

さて、皆さん親知らずは生えていますか?

「親知らず=抜く」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

親知らずは必ずしも抜かなければならないというわけではありません!

今回は親知らずについて説明していこうと思います。

親知らずとは大臼歯の一番奥に生えてくる第3大臼歯のことで、上顎の左右2本と下顎の左右2本の計4本ありますがもともと親知らずのない人や、1本や2本だけ生えてくる人など個人差があります。基本的に10代後半から20代前半にかけて生えてきますが、30代や40代で生えてくる人も珍しくありません。

親知らずの生え方は大きく分けると3パターンあります。

まっすぐ綺麗に生えていてしっかり歯磨きもできていれば抜歯の必要はありません。

何らかの理由で奥歯を失った場合に親知らずを移植することができることもあります。親知らずを移植するにはいくつかの条件や制限があるので一度しっかりと診察をうける必要があります。

まっすぐ綺麗に生えていてもしっかり磨けず虫歯になることもあります。

もし虫歯になり治療する場合、親知らずは一番奥の歯のため治療器具が届くように患者様に口を大きく開けてもらう必要があり、治療が大変になることが多いです。

自分で手入れするのが難しい部位でもあるので治療しても再び虫歯になる可能性があります。

そのため親知らずが虫歯になった場合はあえて治療をせずに抜いてしまったほうがいい場合もあります。

親知らずのケアの方法は「大切な歯を守るために定期検診より大事なこととは?」に載っているので一緒にご覧ください!

横向きや斜めに生えている

斜めに生えている場合は手前の歯との間に汚れがたまりやすく虫歯のリスクが高くなります。

歯茎が半分かぶっていることで隙間に汚れが入り込み歯茎が腫れ、「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」となることもあります。

斜めに生えている場合は抜歯をおすすめすることが多いです。

歯茎の中に完全に埋まっている

歯茎の中に完全に埋まっている場合は、他の歯の健康に影響を与えていなければ抜く必要はありません。

しかし埋まっている親知らずが隣の歯を圧迫し歯並びに悪影響を及ぼしていたら抜いたほうがいいこともあります。

また下顎の親知らずを抜歯するときには注意しなければならないことがあります。

親知らずが下歯槽管(かしそうかん)に接していたり近い場合です。

下顎には下歯槽管という管が通っています。

下歯槽管とは血管や神経が通っている管でありその中に下歯槽神経(かしそうしんけい)というものがあります。下歯槽神経は唇、歯茎、下顎の皮膚等の感覚をつかさどっています。

下歯槽管の近くにある親知らずを抜歯するときに、下歯槽神経を損傷すると下唇や下顎の皮膚などに麻痺が残ってしまう可能性があります。

したがって、親知らずが完全に埋まっている場合CT撮影をして位置を確認してから抜きます。

当院でもCT撮影の設備がととのっているので撮影可能です!

下歯槽管が近い場合や状態によっては大学病院に紹介させていただきます。

抜歯後の注意点

親知らずを抜いた後も気を付けなければならないことがいくつかあります。

親知らずを抜歯すると腫れることがあります。

必ず腫れるというわけではありませんが切開などを伴う抜歯だと腫れる可能性が高くなります。抜歯当日は安静に過ごすようお願いします。

またうがいをしすぎるのも注意して下さい。

抜歯したところに血がたまり、その血が固まってかさぶたのかわりになり傷口がよくなっていきますが、うがいをしすぎると血が固まらず抜歯したところの骨がむき出しの状態になってしまい痛みが生じます。

このことをドライソケットといいます。

ドライソケットにならないように抜歯後はうがいをしすぎないようにし、軽くうがいをするようにしましょう。

親知らずは人によって生え方が違い、抜いた方がいい場合と抜かなくてもいい場合があります。

親知らずがないように見えて本当は歯茎の中に埋まっていたり、まっすぐに生えていても自分では見えないところが虫歯になっているかもしれません。

親知らずのことが気になる方や症状がある方はぜひ一度診察にいらしてください。

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